先日訪れた大分八幡宮。
銀杏のじゅうたんがとってもきれいでした♡

新月、満月のお詣りをはじめて6年くらいになりますが、毎年この景色を見るのが楽しみです。
朝日が当たり、清々しい中でお詣りできて本当に幸せ。

そんなことを思いながらお詣りをしましたが、ふと「銀杏の木って、神社やお寺に多いな」って思いました。
とてもキレイな景色だけど、きっとお掃除も大変。
でも、どこの神社やお寺でも植えられているって、きっと意味があのでは?と思い、銀杏の木について調べてみました。

イチョウの木は、とても火に強い性質を持っているので、江戸時代には火除け地に多く植えられたそうです。
神社やお寺に多く植えられたのも、建物は木造建築なので、落雷などがあるとあっという間に燃え上ってしまう。
だから社の近くに植えてあるのですね。

なぜ火に強いのかというと、イチョウの木は水分を多く含んでいて「難燃性の樹木」だそうです。
黄葉した落ち葉がも日が経って完全に乾いたように見えても、落ち葉を燃やそうとすると白い煙が立つばかりでなかなか燃えないらしい。
それくらい本当に火に強い性質なんですね。

また、イチョウの葉は防腐剤としても知られていました。
防虫効果が高いので、大切な文献や神具、衣装、漆器などの保管する時に一緒にして保存していたそうです。
昔の人がイチョウの葉を栞にしていたのも、そういうことだったんですね。
使い方は、イチョウの葉を洗って2.3日乾燥させて布に包むだけで簡単に防腐剤として使えるのでお手軽です。
特に、イチョウの葉に含まれる「シキミ酸」が衣類につく虫に絶大な効果を発揮するするそうです。
今でも着物を扱うお店では使用しているところもあるようです。
ナフタリンみたいな感じかな?

「火に強い」や「防腐効果」の他にも、まっすぐに育つことから木目もなく白くて美しいので、家具や天板、まな板、額、看板などに使われています。改めて調べてみないと知らないことばかり、これからイチョウの木の見方が変わりました(笑)

 




 

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